M様邸鋼管杭
今回、岩永住宅様より初めて施工依頼をいただきました。
昨年より相談をいただいていた案件で、建替えの物件とのこと。
地盤調査の依頼時から、「ここは地盤改良工事が必要」と言われ、理由を聞いてみると、旧住宅が建っている時点で傾いていたらしい。
現場に下見に行くと、建物は解体後でしたが、3.2mの擁壁が敷地側へ傾いていました。擁壁施工の際、余堀部分の締め固めが不十分だったようす。しかも埋め戻しに大きさのバランスの悪い石などが多く埋められている模様。様々な施工方法を検討しましたが、擁壁の下にある支持層で建物を支える手法が良いと判断し、鋼管杭工法を選択しました。
早速施工に入りましたが、地中に埋設物(古い基礎等のガラ)が埋まっており、杭が入らない所もあり、位置をずらしたり、杭を打ちなおしたり、予定よりも深い所に支持層があったり、ついでに雨に打たれながらの施工で、1日余分に時間が掛かって施工完了となりました。本当に、このガラには毎回苦難させられます。。。
解体工事の際にそこまで撤去していただけたら安心なんですけどね。。。
お客様は今後、この擁壁と長年付き合っていくことになりますので、最悪、擁壁が崩壊しても杭が家を支えてくれるよう、しっかり施工させていただきました!
万が一の時の地盤保証もしっかりと30年間、5000万円の保証を付けておりますので、安心です。
長崎県は坂の多い土地のため、擁壁の状態や、埋め戻しの状態の良くない物件は多く見られます。そういった場合は支持層で支える鋼管杭がお役に立ちます。