平板載荷試験in熊本
お仕事で熊本に行ってまいりました。
『平板載荷試験』
業界の方でないと
「え?なに?専門用語?」
と言うような6文字熟語ですが、
地盤の強度を測る現地試験になります。
よく頼まれる用途としては、
・擁壁の支持地盤の強度確認
・防火水槽の支持地盤の強度確認
・ボックスカルバートの支持地盤の強度確認
・杭の支持力確認
・地盤改良工事の支持力確認
要するに、上から乗ってくる重さに対して
支持する地盤の強度を測り、沈みこんだり、傾いたりしないか
確認をする調査です。
だいたい、上に乗る重さの3倍(安全率はだいたい3倍)
を5時間位かけて8段階に分けた荷重を順番にかけていきます。
基準値以上沈下しなければ、合格という事です。
今回は、熊本の集合住宅の設計にて、鋼管杭を打設。
超軟弱地盤が何と26m深さまで続いているとのことで、
打設した杭の支持力が本当に建物の重量を安全に支えられるのか!?
という内容の試験でした。
設計荷重が大きかったため、試験機に乗せるおもりが
今回は60tクレーンを使用!
写真の遠近感で、あまり大きくないように見えますね(汗)
計測装置などを取り付けて、さっそく計測を始めました。
クレーンの下にはジャッキや計器類を
この平板載荷試験は、とにかく、時間がかかり、なおかつ、計測中は
あまり動く事がないので、体力というより、忍耐の仕事です。
朝から初めて、昼過ぎまでかかりましたが、支持力に問題はありませんでした!
タムラクレーンでは、地盤調査はスウェーデン式サウンディング試験、
平板載荷試験、標準貫入試験、など行っております。
お気軽にご相談ください。